本日、「KONAMI PRESS START」にて、株式会社コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)はビハインドザシーン(開発秘話)「DESIGNING THE WORLD OF SILENT HILL f」を公開しました。
「SILENT HILL」シリーズプロデューサーの岡本基氏、シナリオライターの竜騎士07氏、そしてNeoBardsの主要メンバーが、本作の誕生秘話、デザインコンセプト、レベルデザイン、そして物語のビジョンや創作の過程などについて語りました。
『SILENT HILL f』のコンセプトは、KONAMIの「SILENT HILL」シリーズプロデューサー、岡本基氏から生まれました。
岡本氏は番組の中で、シリーズが展開を進めていく中、全般を通して和風ホラーの要素が薄れつつあることに着目し、日本のホラーの真髄を捉えた「SILENT HILL」タイトルを構想しました。
岡本氏は、この和風ビジョンを最も体現できるのは日本、あるいはアジアの開発チームだと考え、最終的にすでに数多くの大手ゲーム会社と協働経験及び実績豊富なゲームデベロッパー、NeoBardsを選びました
コナミデジタルエンタテインメント 「SILENT HILL」シリーズプロデューサー – 岡本基氏
NeoBards側のプロデューサー、Albert Leeは、チームメンバーの多くが20年近く共に仕事をしてきたこと、過去関わってきた作品などの実績によって岡本氏の目に留まり選ばれたこと、そしてKONAMIとのコラボレーションは意義深く、同時にやりがいのある案件でもあることを明かしました。
チーム内には「SILENT HILL」と竜騎士07氏の長年のファンも多く、当初からシリーズのサイコロジカルホラーの醍醐味を尊重しつつ、和風美学と融合させ、斬新で恐ろしい作品を生み出すことを目指しました。
NeoBards ゲームプロデューサー – Albert Lee
ゲームディレクターのAl Yang氏は、このゲームの核となるコンセプト「美しいがゆえに、おぞましい。」を中心に、「SILENT HILL」元来のサイコロジカルホラー要素を残しながら、斬新な戦闘システムを導入し、ストーリー主導の緊張感とを複雑すぎないよう両立させることに尽力しました。昭和を時代背景にすることで、馴染み深いものと馴染みのないものを融合させ、常に不安感を抱かせる作品に仕上げました。
NeoBards ゲームディレクター – Al Yang
有名なシナリオライターである竜騎士07氏が今回の作品のシナリオを担当、現代世界との鮮明な対比を際立たせ、テーマのインパクトを深めるために、時代設定を昭和に選びました。彼は、プレイヤーが迷信や薄れゆく伝統によって形作られた、忘れ去られてゆくが今の時代とも切っても切れない連続性のあるこの時代を深く体験してくれることを願っています。
シナリオライター竜騎士07氏
本作でレベルデザイン担当のKaiyu Chang氏によると、「金山町」を原型に、駄菓子屋、学校、神社といった昭和の独特の雰囲気を醸し出している設定で、より現場に近い雰囲気を強く醸し出すことに力を入れました。
「SILENT HILL」の特有な「裏世界」というコンセプトは継承しつつ、新たな解釈を加え、竜騎士07先生のシナリオの描写とうまく合わせて、ステージ的にも和風の深みを醸し出し、心理的なプレッシャーがレベルデザインを織り込みました。
NeoBards シニアレベルデザイナー Kaiyu Chang
シネマティック・ディレクターのGrey Huは、ストーリーテリングと感情的なインパクトを高めるために、映画言語と構図の巧みさを重視しました。西洋のホラー感覚から東洋のホラー感覚へと転換することで、世界中のプレイヤーが『SILENT HILL f』の世界にどっぷりと浸れるようなシネマティックな体験を創造することを目指しました。
NeoBards シニアシネマティックディレクター Grey Hu
トレーラーとビハインドザシーンが続々と公開される中、『SILENT HILL f』はそのベールが徐々に脱がれていきます。
9月25日、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Steam、Epic Games、Microsoft Store (Windows)で発売予定。現在絶賛予約受付中です。
- Behind-the-Scenes
- 『SILENT HILL f』オフィシャルサイト
- PlayStation
- Steam
- XBOX X|S
- Microsoft Store (Windows)
- Epic Games
©Konami Digital Entertainment
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会社紹介
NeoBards Entertainment は、20 年以上の経験を持つ東西さまざまな文化背景を持つ国や地域から集まった業界の先駆者たちによって 2017 年に設立されました。本社は香港、開発拠点は台北と蘇州にあり、数多くの注目度の高いプロジェクトに携わってきました。当社は、カプコン社とは、開発コラボレーションによる「デッドライジングデラックスリマスター」、「ロックマンエグゼ™ アドバンスドコレクション」、「バイオハザード:リバース」、「バイオハザード:レジスタンス」 などがあります。また、コーエーテクモ社のライセンスで Nexon がリリースしたモバイル ゲーム「真三国無双M」の開発全般を担当。スクウェア・エニックス社とは「Marvel’s Avengers」と「ファイナルファンタジー VII リバース」の制作開発にも携わりました。現在は、コナミ社と「サイレントヒル f」の開発全般を行っており、その他いくつかのプロジェクトに取り組んでいます。
当社は、国際的な才能とリソースを統合し、確立されたシリーズIPやオリジナルタイトルなど、どちらに対しても高品質でプレミアムなゲーム製品を提供することに長け、誇りを持っています。開発に全力を尽くし、創造プロセスの苦楽を共に噛みしめています。
NeoBardsのスタッフたちは、クリエイティブへの愛、ストーリーテリングへの情熱、そして努力と高品質が常に勝利するという確固たる信念の下に集まったチームです