ヨーロッパ最大のゲームイベント「gamescom 2025」が、8月20日から24日までドイツ・ケルンで開催されました。『SILENT HILL f』は、gamescom Opening Night Liveにて最新トレーラーを公開し、大きな話題を呼びました。展示エリアには、日本の雰囲気を体感できる没入型シアターが設置され、来場者は『SILENT HILL f』の世界を体験することができました。
また、コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)の「SILENT HILL」シリーズプロデューサーである岡本基氏と、NeoBardsのゲームディレクターであるアル・ヤン氏がXbox Broadcastに出演し、開発の裏話を語りました。さらに、『SILENT HILL f』は、英国のテクノロジーメディアTechRadarによって「Best of Gamescom 2025」に選出されました。
新しいトレーラーが公開され、スージー・ヤン氏が深水雛子の英語吹き替えを担当することを発表
8月20日に開催された「gamescom Opening Night Live」にて、『SILENT HILL f』のトレーラーが公開されました。トレーラーでは、主人公・深水雛子が裏世界の薄暗い神社や廃屋を巡る様子が映し出され、不気味な効果音や電波音が強烈な心理的恐怖を演出しています。最後には、謎めいた狐面の男が登場し、物語の謎と不安感をさらに高めています。『SILENT HILL f』は日本語音声に加え、英語吹き替えなど複数言語に対応しており、様々な言語でお楽しみいただけます。
さらに、主人公・深水雛子の英語吹き替えは、数々の人気ゲームやアニメで活躍する声優スージー・ヤン氏が担当することが発表されました。
SILENT HILL f | Story Trailer – English VO (4K: EN/ESRB) | KONAMI
Source: SILENT HILL (Official) YouTube
SILENT HILL f | ストーリートレーラー (4K: JA/CERO) | KONAMI
Source: SILENT HILL (Official) YouTube
主人公深水雛子の英語版の声は、有名な声優スージー・ヤン氏が担当している。
Source: SILENT HILL JP Official X
イマーシブシアター:究極のゲーム世界観体験の創造
『SILENT HILL f』の展示エリアは、日本らしさを色濃く残す空間となっており、ゲーム内のシーンを再現した伝統的な鳥居が設定されているなど、まるでゲームの世界に足を踏み入れたかのような臨場感を演出していました。
イマーシブ(没入型)シアターでは、裏世界の神社の内なる空間を、霧、照明、音響効果を融合させて再現し、来場者は真の没入体験を楽しむことができました。さらに、来場者には特製ステッカーセットや、お守り風チャームなどのノベルティも配布されました。
イマーシブシアターの入り口現場
日本伝統の鳥居とゲーム内に登場した戎ヶ丘の細道の階段
シアターでは霧、照明、音響効果を織り交ぜて、霧に包まれた裏世界の雰囲気を再現しました。
6月の発売日発表トレーラーに登場したボスもシアターに登場!
シアターに来場された方は、特製ステッカーセットやお守り風チャームなどのプレゼントがもらえました。
Xbox Broadcast番組でのインタビューも
8月21日に配信されたXbox Broadcastでは、「SILENT HILL」シリーズプロデューサーである岡本基氏と、NeoBardsのゲームディレクターであるアル・ヤン氏が共演し、『SILENT HILL f』の世界観や戦闘デザインについて詳しく語りました。
プレーヤーの間で話題となっている要素にも触れながら、岡本氏は本作が「ソウルライク」なゲーム体験ではなく、「恐怖とアクション」を軸としたゲームプレー体験であることを強調しました。また、女性への抑圧が蔓延する時代に生きながらも、強い意志と抵抗の精神を持つ主人公のキャラクター背景についても詳しく説明されました。
Source: Xbox YouTube
NeoBardsのゲームディレクターであるアル・ヤン氏はインタビューの中で、開発チームが過去の「SILENT HILL」シリーズを深く研究したと語りました。シリーズ特有の雰囲気やテンポを維持しつつ、現代のユーザーに合わせてゲームプレーをアレンジしたことで、アクションホラーの要素が強化されました。『SILENT HILL f』は完全新作ですが、シリーズの特徴であるサイコロジカルホラーの雰囲気は忠実に再現されています。
左から:KONAMI「SILENT HILL」シリーズプロデューサーの岡本基氏、NeoBardsゲームディレクターのアル・ヤン氏、KONAMI通訳の山本大樹氏、Xbox Broadcastの司会者GottaBeHenry氏(Henry氏)
Source: SILENT HILL JP Official X
同イベントでは、英国の著名なテクノロジーメディアTechRadarが『SILENT HILL f』を高く評価し、本作は「Best of Gamescom 2025」を受賞しました。この賞は、ゲームが発揮した卓越した創造性を証明するものです。
左から:KONAMI「SILENT HILL」シリーズプロデューサーの岡本基氏とNeoBardsゲームディレクターのアル・ヤン氏
Source: SILENT HILL JP Official X
『SILENT HILL f』は、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC向けに9月25日に発売予定です。今後の情報にご期待ください。
©Konami Digital Entertainment
その他の関連インタビュー/レポート:
Source: IGN
Source: Gamespot
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会社紹介
NeoBards Entertainment は、20 年以上の経験を持つ東西さまざまな文化背景を持つ国や地域から集まった業界の先駆者たちによって 2017 年に設立されました。本社は香港、開発拠点は台北と蘇州にあり、数多くの注目度の高いプロジェクトに携わってきました。当社は、カプコン社とは、開発コラボレーションによる「デッドライジングデラックスリマスター」、「ロックマンエグゼ™ アドバンスドコレクション」、「バイオハザード:リバース」、「バイオハザード:レジスタンス」 などがあります。また、コーエーテクモ社のライセンスで Nexon がリリースしたモバイル ゲーム「真三国無双M」の開発全般を担当。スクウェア・エニックス社とは「Marvel’s Avengers」と「ファイナルファンタジー VII リバース」の制作開発にも携わりました。現在は、コナミ社と「サイレントヒル f」の開発全般を行っており、その他いくつかのプロジェクトに取り組んでいます。
当社は、国際的な才能とリソースを統合し、確立されたシリーズIPやオリジナルタイトルなど、どちらに対しても高品質でプレミアムなゲーム製品を提供することに長け、誇りを持っています。開発に全力を尽くし、創造プロセスの苦楽を共に噛みしめています。
NeoBardsのスタッフたちは、クリエイティブへの愛、ストーリーテリングへの情熱、そして努力と高品質が常に勝利するという確固たる信念の下に集まったチームです